今シーズンも富士山スバルライン五合目の外国人案内人業務を担当させて頂きます

当会では、今シーズンも富士山スバルライン五合目での外国人案内人業務を担当させて頂くこととなりました。

本業務は、世界中の方々に、安全で持続可能な富士山の登山と観光を楽しんで頂くために、2013年の富士山の世界文化遺産登録を機に創設されたもので、当会では業務創設以来担当させて頂いて参りました。

富士山スバルライン五合目総合管理センターで、5月から10月までの土日祝日は1名、登山期間中は毎日2交替4~5名の英語・中国語通訳案内士がシフトを組んで、インバウンドのお客様だけでなく、日本在住の外国人の方々や、日本人の来訪者の方々に対応しています。お手洗いはどこですか、といった身近な問合せ対応から、富士登山のご案内や注意事項のご説明、富士山保全協力金のご案内、富士山周辺や山梨県内の観光のご案内、時には傷病者の方の対応、重大事故への対応まで、業務内容は非常に多岐にわたります。

創設以来、富士山の状況は、どのシーズンをとってもひとつとして同じではなく、毎年新たな状況に応じた、富士山のプロとしての対応が求められます。直近5年を振り返ってみても、インバウンドの激増、コロナ感染症への対応、コロナ後の登山再開、インバウンド来訪客の多様化、オーバーツーリズムへの対応、などなど、毎シーズン新たな課題状況への挑戦の連続でした。

今年度は、新たに吉田口登山道での通行料導入も予定されており、これに関連して、スバルライン五合目外国人案内人も、またひとつ新たな役割を担うことになります。いつまでも美しい富士山を安全に楽しんで頂けるよう、今シーズンも一層研鑽に励み、チーム一丸となって業務に当たって参ります。